の前には顔面蒼白のガイ。
後ろには壁。


「も、もーう逃がさないぞー」

「や、そんな冷や汗ダラダラで言われても」


ぷるぷると震える手がの頬に近づいてきたから、咄嗟に顔を背けた。
今にも卒倒しそうなくらい青ざめて、だけれどから離れようとはしないガイ。
・・頑張ってくれるのはわかるんだけど、いい加減心配になるよ。


「ね、そろそろやめない?ガイ、死にそうな顔してるよ」

「あ、ありがとう、。でも、俺は・・」

「突然こんなことするなんて・・どうかしたの?」

「う、い、いや・・」


煮え切らない答えを返す彼を尻目に、は盛大にため息を吐いた。
きっとジェイドが、が寂しい思いをしてるとでも吹き込んだのだろう。


「ガイ、は平気だから、ね?もうやめよ?」

「でも、・・・」


戸惑う彼に有無を言わさず、離れた。
ガイは少し落ち着いたように此方を見る。
その瞳は、何だか少し寂しそう。


は、俺に触れたくないのかい?」

「え・・?」

「わかってるんだ、君が俺のことを考えてくれていることは。・・・でも、たまに不安になる」

「・・ガイ・・?」

「俺は、君に何もしてやれない。抱きしめることも、キスすることも」


悲しげな彼の瞳がの胸を締め付ける。
は、こそり、ガイの耳元で囁いた。


は、ガイがいてくれればそれでいいんだよ?」

「!・・」


ガイは目を見開いて此方を見る。
赤く染まった頬を隠そうともせず、ガイはぎゅう、とを抱きしめた。


、愛してる!」

「ガ、ガイ・・!」



どうか、 って
(初めて触れた彼は、とっても熱くてとっても幸せな顔をしていました)

ルーク「おーい、ガイ、、そろそろ行・・」
ガイ・「「!」」
ジェイド「おやおやガイ、無理矢理は関心しませんね」
ナタリア「まぁ、ガイったら!」
ティア「最低ね」
アニス「ガイの変態〜!」
ミュウ「ですの〜!」
ガイ「ちょっ・・誤解だー!」


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ガイ夢。ヒロインさんの考えたとおり、ジェイドに脅されて焦ったガイ。
きっと「を寂しがらせるなら私が貰いますよ」とでも言われたんでしょう。
(2006/10/9)


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